ワンルームマンション投資を始める前に知っておきたいメリット・デメリット

不動産投資

ワンルームマンションはその安全性と収益性と換金性で人気のある投資先の一つとしてあげられます。

特に、比較的元手が少なくても投資が可能なので、サラリーマンを中心に人気があります。

しかし、ワンルームマンションならではのデメリットやリスクを把握しておかないと、大きな失敗をしてしまうかもしれません。

今回は、これから投資を始める人に向けて、ワンルームマンションのメリット・デメリットをお伝えしたいと思います。

ワンルームマンション特性をよく知ってもらうことで、正しく投資するための参考にしていただければと思います。

リーズナブルな金額から投資が可能

ワンルームマンションは個人が行う不動産投資として最適と言われる理由の一つがその低価格です。

地域によっては新築でも1,000万円台〜、中古であれば1,000万以下でも購入・投資することができます。

ワンルームマンションの他に個人が行う投資としてあるのが、マンション一棟投資、アパート一棟投資、一戸建てなどがあげられますが、

マンション一棟は投資金額が高いためハードルが高く、アパートや戸建ては安価ではありますが、立地が悪いことが多く資産性としてあまり強くありません。

その点、ワンルームマンションであれば、立地さえ見極めることができれば、比較的安価で高い資産性のある投資を行うことができます。

一定の需要があるため、安定した賃料入収入が見込める。

住宅、特にワンルームマンションは、株式やFX、他の不動産投資と比べて、価格の動きが少なく低リスクの商品と言えます。

株式やFXは経済情勢によって価格が激しく動き、かつ先行きが読めないので「ハイリスク・ハイリターン」の投資となります。

他の不動産投資であるオフィスビルやホテル、商業施設は経済情勢によってテナント入居率が大きく変動します。

今回のコロナショックで、不動産全体の市況を見ると、上記不動産領域は大打撃を受けましたが、経済影響を比較的受けにくいレジ(住宅)、ロジ(倉庫)は堅調なままです。

上記記載の通り安定した需要があるため、賃貸するときや、もし売却して現金化したい時には、比較的楽に処分ができます。

住宅の中でも、ワンルーム投資は単身者や学生、独身者など含め、個人事務所等の幅広い需要が考えられます。

また、賃料グロスが安価で賃貸人の資金ハードルが低いため、賃貸人も早く見つかりやすいです。

流通市場が整備されている

不動産投資のリスクに一つに、空室リスクと売却リスクがあります。

不動産を買ったはいいものの、借り手・買い手が見つからない。

この状況ではただの宝の持ち腐れです。

ワンルームマンションは流通数が多くスピードも早い。市場も整備されております。

相手先を見つけるのに不動産流通店舗などを利用することになると思いますが、不動産業者も慣れており取引もスムーズに行えることが多いです。

ワンルームマンション投資のデメリット

住宅ローン減税制度が使えない。

住宅ローン減税制度とは、住宅ローンを借入れて住宅を取得する場合に、取得者の金利負担の軽減を図るための制度です。

毎年末の住宅ローン残高又は住宅の取得対価のうちいずれか少ない方の金額の1%が10年間に渡り所得税の額から控除されます

具体的な数字にすると、

4,000万×1%×10年=400万円(※その年の最大控除額は40万円)

結構大きいですよね?

ただし、適用条件として、

①床面積が50㎡以上

②借入金の償還期間が10年以上であること

ワンルームマンションと言われるマンションは25〜35㎡が多いので、適用されないですね。

住宅ローン減税制度はあくまでファミリータイプのマンションを購入するときの手段として考えましょう。

住宅ローン審査が通らない可能性がある。

キャッシュ(現金)一括でマンション購入!と言えれば良いのですが、

投資する人の中の多くはきっと銀行で住宅ローンを借りると思います。

ですが、この住宅ローンを申請する際に貸付要件を確認しておかないと、大変なことになります。

特に皆さんがハマりやすい罠が「面積要件」です

最近の金融機関は貸付するのに30㎡〜の条件を設けているところが多いです。

具体的な金融機関を上げると、

①三井住友銀行

②三菱東UFJ銀行

③みずほ銀行

この3行のメガバンクともすべて30㎡以下の住宅ローン審査は通りません。(顧客属性によって一部例外あり)

その他にも30㎡を境に基準を設けている金融機関は多いです。

皆さん住宅ローンを申請する際は金融機関の要件をきちんと確認しましょう。

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